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【やさしい時間】

注:コードギアス超突発的意味不明な短文。



いや何かもう、ね。
一話から見直してたら・・・こんなブツが出来上がってしまうのも道理な話であります。






※※※




ルルーシュ見たら、鼻血が出ました。



「いきなり何だ、お前は」


そんな口をたたきつつ、ハンカチ差し出す君が僕は好きだよ。


「馬鹿、何してる」

「え?
 だって首の後ろ叩くと止まるって死んだ祖母ちゃんが・・・」

「間違った民間療法だ。って、上向くのも間違いだっ」

「えー」

「えーじゃない。上を向くと血液が食道に逆流してかえって良くない」

「じゃーどうすりゃいいのさ。
 そもそもこれは君が原因なんだよ?」

「すぐに人の所為にするな。」


グイ、とやや乱暴に頭を掴まれた。
痛い。


「暫く安静にしてろ」


引っ張られた僕の頭が落ち着いた先は、彼の肩口。
顔、近すぎ。
余計に落ち着けない。
顔に体中の血液が昇ってきて、こんなことで血が止まるなんて僕には到底思えない。


「ルル、色気。」

「ん?」

「色気、ただ漏れ!」

「…は?」


大サービスにも程がある。


「このままじゃ、僕は失血で死んでしまうよ。」

「はぁ?」


訳の分からない奴だ、とルルーシュはやや呆れ気味。
だけど、触れた肩が小刻みに揺れて、彼が笑ってるのがわかった。
心地よいその振動に、このまま血が止まらないで、この時がずっと続いていればいいのにと思った。
でも、ルルーシュの処置は完璧で、僕の出血は段々納まっていく。
そして彼はそのタイミングを完璧に測っていて、


「そろそろ止まったか?」


って聞く。
うん、なんて頷いた時にはこの時は終わってしまう。
だから僕は、「まだ止まらない」って答えるんだ。
ルルーシュは少し間を空けてから、「そうか」と頷いた。
僕のささやかな嘘はきっと見抜かれてる。
でも、ルルーシュは優しいから、見て見ぬフリをしてくれる。


だから、もう少しこのままでいさせて。




数分後、生徒会長がやってきて、散々にからかわれたことは言うまでもない。




END






鼻血の処置法が、何かに寄りかからせて安心できる体勢で、安静にしていることがいいらしいので。

うん。

これを見た瞬間に、ルルたんの色気にやられちゃう主人公の話が出来上がっちゃったんです。

申し訳ありません。

見事、ギアスに嵌りました。



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ありがとうの気持ちを込めてメールの返信をしたり、駄作のいいわけや裏話をしたり、こんな人間になってはいけないよと思いを込めつつ日常をぐだぐだ徒然と書き綴っていく場所。 たまに妄想の産物が出現してしまうネタメモでもある。

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